リンクポリシー

なお,リンクについては,“ISM on the Webのポリシー”の“4. リンクポリシー”のページもご覧ください。

サーチエンジン

  • Web上に溢れている情報のゴミの山から必要な情報を入手するためには,なんらかの方法でWebページに含まれている情報を整理し,索引を付け,探しやすいようにしてもらうしかありません。このようなことを行っている検索システムのことをサーチエンジンと呼びます。

  • サーチエンジンによる検索データの作成方法から見ると,サーチエンジンには,登録型ロボット型とがあります。

    • ここでは,登録型のサーチエンジンとは,自薦・他薦のWebサイトを担当者が実際に調べて,データベースに登録するような検索システムのことです。

      • 実際には,担当者がWebサイトをデータベースで登録する際に,Webサイト全体が或るカテゴリあるいは或るディレクトリに(例えば,“社会科学”カテゴリあるいはディレクトリに)分類されます。従って,後で述べるディレクトリ検索を行うためには,現在のところ,なんらかの仕方で登録型のサーチエンジンが必要になります。

      • ロボット型のサーチエンジンとは異なってロボットが殆どなんの審査もなく自動的に情報を集めるのではなく,人間が一々審査している以上,登録型のサーチエンジンでは,一般的には,なんの内容もないゴミページは排除されているということ,また或るカテゴリあるいはディレクトリを辿っていけばそのカテゴリあるいはディレクトリとは全く無関係なサイトは排除されているということが期待されます(本当にそうなのかどうかは知りません)。特に審査員によって推薦されているサイトは一般的に有名なサイトであり,従ってまた一般的には,優良なサイトとして通用しています(本当に優良なサイトなのかどうかは知りません)。要するに,登録型のサーチエンジンでは,検索データは,包括的ではないかもしれないが,正確・有用だということです。

    • ここでは,ロボット型のサーチエンジンとは,自動的にWebページから重要な情報を抜き取る検索ロボットと呼ばれるプログラムが,情報を集めてデータベースに登録しているようなサーチエンジンのことです。

      • ロボットはインデックス(索引)を収集してデータベースに登録したサイトを定期的に巡回しているから,ロボット型のサーチエンジンでは,一般的には,登録されている情報が新しいということが期待されます(本当にそうなのかどうかは知りません)。

      • ロボットは個々のWebページに含まれているリンクを辿ったり,アットランダムにURLを指定してみたりしているから,ロボット型のサーチエンジンでは,一般的には,非常に広範囲に及ぶWebページのインデックスを収集してデータベースに登録しているということが期待されます。要するに,ロボット型のサーチエンジンでは,検索データは,不正確・無用なものを含むかもしれないが,包括的だということです。

    • 一般的には,自分が閲覧したいと思っているWebページを頭に描いた上で検索する場合には,登録型のサーチエンジンのカテゴリあるいはディレクトリを辿っていくのが便利であり,これに対して,自分が閲覧したいと思っているWebページのイメージがまだ頭の中になく,或るキーワードを手がかりにして片っ端から関連するWebページを閲覧していく場合には,ロボット型のサーチエンジンのキーワード検索を利用するのが便利であると言われています。

    • けれども,今日では,純粋な登録型サーチエンジンあるいは純粋なロボット型サーチエンジンというものはあまりなく,多くのメジャーなサーチエンジンは登録型とロボット型との混合型になっています。

      • 但し,それでもなお,ロボット型の方に強いサーチエンジンと,登録型の方に強いサーチエンジンとがあるようです。

  • 検索主体の活動範囲から見ると,サーチエンジンには,グローバルなサーチエンジンとローカルなサーチエンジンとがあります。

    • ここでは,グローバルなサーチエンジンとは,国ごとにサイトがあって,それを通じていろいろな国に散らばっている情報を入手することができるようなサイトのことです。

      • 例えば,ドイツのサーバにあるドイツ語のWebページについて検索したい時には,グローバルなサーチエンジンを利用するしかありません。

    • ここでは,ローカルなサーチエンジンとは,日本国内の情報しか集めていないようなサイトのことです。

      • その分,ローカルなサーチエンジンは,日本国内のWebページに関しては,ヨリ広範囲に,ヨリきめ細やかに情報を集めているようです。

  • ユーザによる検索の方法には,キーワード検索とディレクトリ(カテゴリ)検索とがあります。

    • ここでは,キーワード検索とは,利用者が検索キーワードを指定して,(多くの場合には)それをテキストフィールドに入力するということによって,目的とするWebページを入手する検索方法のことです。

      • 予め自分が検索したいWebページが属している分野を特定することができない場合に,キーワード検索は便利です。

      • 個々のWebページ単位で包括的に情報を入手する場合に,キーワード検索は便利です。

    • ここでは,ディレクトリ(カテゴリ)検索とは,検索エンジンが予め用意しているディレクトリ(カテゴリ)を利用者が辿っていくということによって,目的とするWebページを入手する検索方法のことです。

      • 予め自分が検索したいWebページが属している分野を特定することができる場合に,ディレクトリ(カテゴリ)検索は便利です。

      • 個々のWebページ単位ではなく,サイト単位で一まとまりの情報を入手する場合に,ディレクトリ(カテゴリ)検索は便利です。

      • 当然ですが,利用者がディレクトリ(カテゴリ)検索を行うためには,検索エンジンの方がディレクトリ(カテゴリ)を予め用意していなければなりません。

サーチエンジンの使い方および比較

グローバル企業が運営しているサーチエンジン

ローカル企業が運営しているサーチエンジン

一括検索

ISM on the Webを閲覧するのに必要なソフト

  • 基本的には,ISM on the Webを閲覧するためには,なんらかのブラウザがあれば情報を入手することができます。

  • 但し,同じブラウザなら,なるべく新しい版(バージョン)のものを選ぶようにしていただくと,制作者の意図に近い形で情報を入手することができるようになります。

  • また,いくつものファイルを一括してダウンロードしたり,異なる形態で情報を入手したりするためには,ブラウザ以外のソフトウェアが必要になります。

ISM on the Webを製作する際にお世話になったソフト

インターネット

インターネットの危険性

  • 現代社会では,便利なものは危険なものです。インターネットもこの例にもれません。

  • インターネットの危険性には,スパムメール(ダイレクトメールなどのように,不特定多数に大量に送られる迷惑メール),プライバシー漏洩,ウィルスなどがあります。

  • ウィルスについては,取り敢えず日常的には,情報セキュリティセンターのサイトなどで最新情報と対策を仕入れておき,運悪くウィルスに感染したら,ワクチンソフトベンダのサイト(SYMANTEC JapanTrend Micro JapanNAI Japan)などで,駆除方法を仕入れてください。

インターネットとアクセス性

  • インターネットにアクセスする際には,或る人がアクセスすることができる情報に,別の或る人はアクセスすることができないということが生じます。

    • 例えば,全盲の人は,画像形式での情報にアクセスすることができません。

  • 例えば,高齢者は若者よりもアクセスしにくい,障害者は健常者よりもアクセスしにくい,特定の機器を使っている人はアクセスしにくい,特定のアクセス環境にある人はアクセスしにくい,特定のブラウザを使っている人はアクセスしにくい,経済的困窮者はアクセスしにくいなどのアクセス性較差があります。また,障害者一つをとってみても,“アクセスしにくい”ということの性質は,障害の違いに応じて違います。

    • このような諸々の較差は大抵,重なり合いますが,やはり区別されるべきものだと思います。

  • 情報技術の発展は,このようなアクセス性較差を減少させる可能性を生み出しながら,しかもなお,それを増幅させる現実性をも生み出しています。

    • このことが最も甚だしく現れているのは,Webページの閲覧においてです。Webページの実体をなすHTMLドキュメントを作るHTMLは,アクセス性較差を減らす志向をもっていながら,しかもなお実際にはアクセス較差を増幅するように利用されています。

  • アクセシビリティ(アクセス性)と関連する問題としてWebのユーザビリティがあります。

    • 言葉そのものの意味を考えると,Webアクセシビリティは,そもそも情報を入手することができるのかどうかということ(情報入手の基礎的側面,情報入手の可能性)を指す名辞であるように思われます。

      • 実際に,Webでは,特定の客体的環境でWebにアクセスする人たち,あるいは特定の主体的条件でWebにアクセスする人たちは,Webサイトの作り方いかんでは,どのように努力しようと情報の全部あるいは一部分を入手することができないという問題があります。

      • 例えば,公共サイトでは,特定の人びとが情報の全部あるいは一部分を入手することができないというのは,公平性の原則に反するから,この問題は深刻です。

      • アクセシビリティと言う場合には,非常にしばしば特定の主体的条件(特に身体的障害)にあるユーザに力点が置かれます。と言うのも,情報にアクセスすることができないという状況は,特にこのような特定の主体的条件(特に身体的障害)にあるユーザに集中するからです。

    • 言葉そのものの意味を考えると,Webユーザビリティは,どれだけ容易に情報を入手することができるのかどうかということ(情報入手の応用的側面,情報入手の現実性・容易性)を指す名辞であるように思われます。

      • 実際に,Webでは,そもそも情報を入手することができるのかという問題を解決したとしても,Webサイトの作り方いかんでは,ユーザが情報を入手するのがヨリ容易になったり,ヨリ困難になったりします。

      • 例えば,企業サイトでは,顧客が情報を入手するのに困難を感じてこれを放棄するということは,企業から見るとビジネスチャンスが失われたということを意味し,営利性の原則に反するから,この問題は深刻です。

      • Webのユーザビリティと言う場合には,必ずしも特定の主体的条件にあるユーザに力点が置かれているとは限りません。と言うのも,サイトに応じて情報の入手が容易になったり困難になったりするというのは,誰でも感じていることだからです。

      • なお,ユーザビリティという名辞そのものは,情報入手に限定されて用いられるのではなく,日常品から一般のサービスに至るあらゆるものについて用いられます。ユーザビリティそのものについては,ヨリ詳しくは,U-Siteにある「ユーザビリティとは?」をご覧ください。

    • 但し,今日では,アクセシビリティと言う時には,それは結局のところWebのユーザビリティ問題の解決に向かうべきものであり,Webのユーザビリティと言う時には,それはアクセシビリティ問題の解決を前提しています。従って,アクセシビリティをキーワードにするサイトが,情報入手の可能性に力点を置いているのに対して,Webのユーザビリティをキーワードにするサイトは,情報入手の現実性(容易性)に力点を置いている──というくらいのニュアンスの差しかないのだと思います。

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